内股日記

遠い北国での生活つれづれ

松田聖子的生き方

神田沙也加が自ら命を絶った。

 

フェミニズム界隈の人たちだけに留まらず、幅広い世代の一般の女性たちが、生き方としての松田聖子に憧れ、ロールモデルとしてきた(完全に真似することは難しいとしても)と思う。

勿論、家族の内情は我々一般人には窺い知れない。

聖子には聖子の言い分があるはずであるし、神田正輝がどんな夫であり父親であったか、本当のところは当人たちしか知り得ない。

 

敢えて、敢えてである。

表に出ている事柄だけを参考に判断するとすれば、今回の件で、「松田聖子的生き方」というものに対する一つの結論が出た感がある。

実子が自殺する、これ以上辛いことがあるだろうか。

 

私も松田聖子に憧れてきた一人である。

これからも彼女の歌を聴くだろうし、経済的に自立して(その辺の男性の経済力なんてお話にならないほど)、自由に恋をし、そしていつも前向きで人の悪口を絶対に言わない、そんな生き方、在り方に憧れを抱き続けると思う。

 

ただ、今年生まれた娘が一緒に居てほしいと言うときには一緒に居てあげられる母親であろうと、改めて今回の件で決意を固くした。

 

それにしても、松田聖子と自死遺族、実子の自殺、それらの事柄のイメージが上手く繋がらず、違和感を感じる。

明るさ、ポジティブさ、強い陽の気をもつ松田聖子と、この世で最も陰鬱な事柄の一つである「実子の自殺によって逆縁となること」がイメージとしてどうしても相容れず、訃報を知った昨日から、奇妙な悪夢をみているような感覚がある。

 

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